宿泊行事
2025.06.23
2日目のメインの活動は、「芦生(あしう)の森」トレッキングです。この森は、京都大学の研究林として人の手が入らずに保たれている森です。原生林での自然の営みを知り、水の源流を見ることが大きな目的です。
朝食で栄養をしっかりと蓄え、いよいよ芦生の森トレッキングに出発しました。6月とは思えない異例の暑さが心配されましたが、森の中は何とか耐えられる状態で、子ども達も弱音を吐くことなく頑張れました。岩から染み出た少しの水が小さな水たまりになり、水が少しずつ集まって小さな水の流れを作り、それが集まって徐々に川になるのを見ることができました。また、トチ、カツラ、メタセコイア等の巨木を見たり、熊が木の皮をはいだ跡を発見したり、モリアオガエルの卵の下でイモリが待ち構える場面を見つけたり、大自然の息吹を肌と目と心で感じることができました。嫌がられることの多いヒルですが、今年の4年生はヒルが珍しかったのか興味津々で観察する子が多かったことにも、驚かされました。
帰ってくると、子ども達はさすがにぐったりしていましたが、夜にはガイドの先生と振り返りをしっかりと行い、お礼を言って終了しました。どの子も疲れ切っていたせいか、夜はあっという間に寝つき、宿舎は静けさに包まれました。